TETSUYA氏は日本での活動の他に、定期的に東南アジアのバリ島に渡り、バリ絵画の制作をするなど独自の活動を展開しています。
普段はよく冗談を言うなど、とても面白い方なのですが、いざインタビューになると作品、仕事に対しての熱い思いがすごく伝わってきました。そんなONとOFFの切り替えや、色々なものを吸収していこうという向上心など人格的にも見習いたい点が多く、アーティストとしてだけでなく"ヒト"としての魅力も感じることができるインタビューとなりました。
K.G いつからタトゥーの仕事を始めたんですか?
TETSUYA 2000年です。
K.G ということは今年で16年目になるんですね!タトゥーを始めたきっかけは何だったんですか?
TETSUYA やったみたかったって言葉しかないですねぇ。
K.G 元々タトゥーを入れてて、自分もやってみたいなぁと思ったということですか?
TETSUYA そうですね、そういうのが近いのかもしれないです。
K.G それは何歳くらいの時ですか?
TETSUYA 99年、(タトゥー業を始める)1年前くらいなので23、4です。
K.G そうなんですね!それまでは絵を描いたりということはしてたんですか?
TETSUYA マンガ(イラスト)くらいですねぇ。模写だけ。"彫り師になりたい!"というより、ただ絵が好きだったんでタトゥー雑誌とか見て真似して描いてみたりとか・・・。まぁルール(描き方)とかは分からなかったんですけど。
K.G どこでタトゥーを学んだんですか?
K.G どこでタトゥーを学んだんですか?
TETSUYA 独学といえば独学なんですけど、自分の彫ってもらってる先輩の彫り師さんの所へ行って彫られながら図々しく質問して(笑)"先生"や"お師匠さん"というよりは先輩の彫り師さんがたくさんいたので。
K.G それは浜松ですか?
TETSUYA いえ、東京、名古屋です!
K.G では、TETSUYAさんに影響を与えたアーティストは誰になりますか?
TETSUYA タトゥーだけで言うと、教えてもらった先輩の彫り師さん達です。人格者であり、技術的にも。
K.G ちなみにタトゥー以外だと誰になりますか?
TETSUYA 絵の技術自体も先輩の彫り師さん達だし、あとはバリへ行った時に出会った人ですね。(バリ絵画の先生)
K.G なぜバリ絵画を始めたんですか?
TETSUYA バリ島へ旅行に行った時にガイドをしてくれた友達にプロのペインターを紹介してもらって、そこで初めて(バリ絵画を)見て"うわ〜すごい!"ってなって、"勉強させて"って言っただけです(笑)
K.G 確か定期的にバリ島へ行かれてるんですよね!?
TETSUYA 2〜3年に1回です。初めて行ったのは2004年で。
K.G 向こうでどんなことをされているんですか?
TETSUYA (日の出から日の入りまで)1ヶ月フルに絵です!9割が絵(作品製作)、1割がタトゥーの仕事ですね。
K.G かなりストイックですね!
TETSUYA せっかく向こうへ行くので、先生の元で勉強できる1ヶ月はなるべく絵に集中したいということで。
K.G バリ島はどんな所ですか?南の島というか、リゾート地みたいなイメージなんですが・・・。
TETSUYA みんなが行くのはリゾート地で、僕が行くのは山の中の穴ぐらって感じ・・・(笑)
K.G じゃあ普通の人は行かないような所ですか!?
TETSUYA 行かないです(笑)日本人は1人もいない(笑)
K.G そうなんですね(笑)食べ物や寝床はどうされてるんですか?
TETSUYA 食べ物は現地のローカル店、寝床は前は友達の家だったんだけど、最近はウブドにある"Mandia Bungalow's"というバンガローです。
"彫哲"名義でのアートワーク |
K.G では話が変わりますが、自分の仕事、作品に対するこだわりは何ですか?
TETSUYA 欲を言うと、ひと目で僕の作品って分かってもらえるのが1番嬉しいですねぇ。ただ、色んな人から吸収してって感じになるんですが。
技術は日々精進しなければいけないことだけど、"心に残るタトゥー、心に残るデザイン"っていうのを心掛けてます。
K.G では、今後やっていきたいことなどありますか?
TETSUYA 難しい質問ですね(笑)まだ若いから"〜歳までにこうなる!"とか大きなことは言えないので。ちょうど中間くらいの歳ですので、日々精進というか、前を向いて行くしかないし、新しいものをどんどん吸収していきたいと思います。
見るもの、触るもの、喋ること、感じることを大事にしていたいかな。それでどんどん成長していけたらなぁ、と。
あとはヒトとしても、もっと磨いていかないとね。そういうことが技術にも繋がるって信じてます。
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